コラム

コラム 目次

イケメン歯科医の噛み合わせの話
自由
歯軋り
番外編 矯正の怖い話

イケメン歯科医の噛み合わせの話

最近、歯科の分野で「歯並び」や「噛み合わせ」が問題になっています。「歯並び」と「噛み合わせ」は、少し意味合いが違います。歯並びはキレイでも、噛み合わせの悪い人がいるのです! 世間では、混合して使われているようですが…。

「歯並び」は見た目、一方「噛み合わせ」は機能的なものです。「噛み合わせが悪い」と、食べ物を噛むのが遅い、奥歯を噛ませながら「イー」と言わせると、下の歯と上の歯の中心がずれている、下の歯が上の歯に隠れて見えない、子どもの時から歯軋りがひどいなど、状態は多岐に渡ります。

噛み合わせが悪いと、平均的な子どもより、よく噛めず栄養が偏り、さらに脳内の血の量も少なくなるといわれています。そのため、「心身の発育不良・異常を起こす」ともいわれ、体・脳の発育不良(猫背、よく転ぶ)、落ち着きがない(集中力がない)、頭が痛い(偏頭痛)、朝起きられない、耳鳴りなどの症状が出ることがあります。

なぜ、噛み合わせが悪くなるのか?
その答えは、授乳の仕方と離乳食の与え方だと考えられています。そこで、歯の矯正をしながら、口の周りの筋肉のトレーニングをすることが取り入れられるようになってきました。

以前は、子どもの内に矯正しても後戻りが起こりますので、大人になってからすればよいともいわれていました。しかし、今は子どもの内に「噛み合わせ」の矯正をし、気になる人だけ「歯並び」の矯正をすることが考えられています。

子どもの内に、「噛み合わせ」の矯正をすることによって、きちんとしたあごの位置で噛めるようにし、心身の健康をはかります。見かけの「歯並び」は、後からでも十分矯正ができます。しかも、金額的にかなり安くなります。

ぜひ、早い内に噛み合わせの勉強をしている歯医者さんでチェックしましょう!

自由

自由とは、何だろう?

普通は、「自由気ままに…」の英語で言うフリーダム(freedom)を意味すると思います。しかしながら、何か腑に落ちず、昔から色々と考えていたことがありました。国語辞典を読んでいても、何か辻褄が合わない。

ちなみに、「自由」を国語辞典では「自分の意のままに振る舞うことができること。または、そのさま。」と定義しています。私の考えでは、「自分のいる理由」を略して、「自由」と捉えています。駄洒落のような感じですが、不思議なもので、そう考えると、色々な辻褄が合ってきます。

もう少し、面倒な言葉にしますと、「天命を知り、行動に移すこと」です。 「天命」とは、「天に与えられた命」といわれますが、もう少し意味付けると、「天に与えられた使命」です。つまり、私にとって「自由」とは、「天命に沿って、行動すること」です。

そうなると、神様がいるとするならば、「俺様(神様)の言うことを聞かない奴は、体罰じゃ~」ということになり、「生まれてきた役割をちゃんと全うしているか?」ということが、病気や怪我・不運といったことになるのではないかと思います。

逆に考えると、天命に沿って生きている人が、自由な人ではないか、と思います。人が欲しがっているものを自由に買える、人より裕福に自由な生活ができる、他人の人事を自由にできる、そんな「自由」では、到底、心が豊かになるとは思えません。どこかに、寂しさや空しさを覚えるのではないでしょうか?

仏教の世界で、「自由」とは、「自ずからに由る(原因)」という言葉があるらしいです。人が何らかの精神的な囚われから解放され、その人本来の姿であることを指すそうです。

そうなると、様々なものを背負って、自ら自由になれないようにしているのが、現代社会に生きる人です。もしかしたら、自由になることは、すごく簡単なことなのかもしれません。

歯軋り

世の中には、自分の歯軋りで、目が覚めてしまう人がいます。自分の歯軋りで、起きてしまうというのは、かなり深刻です。なぜなら、睡眠を妨げられることは、拷問でもあるように、肉体的にも精神的にもダメージが大きく、なにかしらの大病に繋がりかねないからです。予防よりも早急な対応が、必要と思われます。

まず、最初にすることは、寝るときにマウスピースを入れることです。ただのマウスピースではなく、歯軋り専用の物で、私のおすすめは、歯軋りをしやすくするマウスピースです。

「歯軋りをしやすくする?」と思われるかもしれませんが、最近では、歯軋りをしない人は「いない」といわれています。どんな人でも、多かれ少なかれ、「歯軋り」や「喰いしばり(噛み締め)」を行うそうです。これは「噛み砕く」という言葉に繋がるのですが、「話を噛み砕く」といいますと、「話を解りやすく」という意味になるように、寝ている間に、頭の中で起きているときに経験したことを「解りやすく」整理するために、記憶を「噛み砕いて」いるらしいのです。

夢を見ることも、「整理する」一つの現象ともいわれています。ただ、残念なことに「噛み砕く」ときに、実際に歯軋りや、喰いしばることが多いです。イメージとしては、階段を踏み外した夢を見て、実際にビクッと体が反応するような感じです。ですから、多少の「歯軋り」や「喰いしばり」は、体にとっては必要なことですので、逆に体が求めていることであると考えてください。

そのため、治療法として、歯軋りをさせないような物を歯に付けると、かえって体に弊害が出る可能性があるということを意味します。

親に「あれは駄目」「これは駄目」と言い続けられている内に、子供がぐれちゃうようなものです。したがって、まず、対処・治療法としては、早急に歯の代わりに、削れても大丈夫なマウスピースを入れ、スムーズな歯軋りをできるようにし、朝までぐっすりと寝られるようになったら、歯が噛み合っても歯に負担がかからないようにします。また、ギリギリと音がならないように、噛み合わせの勉強をしている歯医者さんで、歯の形を調整してもらうことです。そのときのキーワードとして使う道具の名前を下記に挙げます。

「フェイスボー」と「咬合器」です。この2つの言葉と「歯軋り」の関係を相談者が理解できるような説明をしてくれる先生を探してください。その後、予防として、寝るときに、マウスピースを入れながら定期的に歯の形のチェックをしてもらってください。

歯の形のチェックは、場合にもよりますが、大体1年に一度くらいでよいと思います。余談ですが、よくできたマウスピースは、肩こり・顔のゆがみ・頭痛・不眠・腰痛・老化等色々な疾患の予防にもなることがあります。

番外編 矯正の怖い話

私の経験した矯正の怖い話(その一)

中学生の子が、歯が痛いと言って来院してきました。口の中を見てビックリ!歯が、全部磨り減っているのです。しかも、普通の人より歯が4本足りない。おかしいと思って聞いてみたら、やはり小学生の時に6年間矯正をしたとのこと。治療は、その先生に相談して治してもらうようにと言って帰ってもらいましたが、歯並びを重視した結果、噛み合わせに失敗した症例だと思われました。10数年前の患者さんですが、今頃銀歯だらけになっているのではないかと思います。

私の経験した矯正の怖い話(その二)

歯並びもキレイで、一見かわいい感じの女の子でした。口元をよく見ると、よく口を尖らせたり、下唇を前に出したりする癖がありました。あごも張り出していて、もしかしたら?と思い、話を聞いてみると、矯正をしたそうです。やはり、歯を4本抜いて、矯正をしたそうです。私の診断だと、低位咬合(噛む位置が低い)。そのため、歯並びはキレイですが、周りの組織(筋肉や口唇など)の異常運動が確認された症例です。その子は、よく噛めないと嘆いていました。元従業員の話です。

私の経験した矯正の怖い話(その三)

ある大人の人の顔が曲がっていました。矯正をしたら治ると思って、私以外の歯医者で矯正をしてから3年後。一見キレイに並んでいるように見えるのですが、口まで曲がっているのです。歯も4本も抜かれ、よく噛めないと仰っていました。今は、私のところで噛み合わせの矯正から始めて3年になりますが、やっと口元がキレイになってきました。私の身内の話です。

私の経験した矯正の怖い話(その四)

矯正というよりも、教育者や親に対しての話しです。子どもの頃、歯を見せて歌うようにと怒られた人がいました。幼い頃、ずいぶんと悩んだそうです。大人になって、私のところに治療に通っていたのですが、私の診断は上のあごの骨の発達不良で、子どもの頃から、上の歯が笑っても見えにくい状態でした。体の構造上、無理なことを強要しても、子どもは悩むだけです。子どもを怒る前に、よく体の構造を知り、様々な分野に精通できるような教育者・親であって欲しいと思った話でした。

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